糊抜き加工

2022年12月19日 11:54 am

糊抜き加工について書きたいと思います。

生機を織るときに糸一本一本に糊を付ける加工がまず必要になってきます。

糸をしっかり硬くしない生機を織ることができない為です。

その糊を落とす加工を糊抜き加工といいます。

糊が残ったままだと浸透も悪いですし風合いも硬くなってしまい臭いも生機独特の嫌な臭いが残ります。

弊社ではまず糊抜き加工を一日かけてしっかりと行います。

糊とは基本はデンプンなのでそれを分解する酵素で落とします。

糊を落とすだけなのでこの加工では生地の色は生機本来のままになります。(綿カスなども無くなりません)

糊抜き加工をすると生地が見違えるほど柔らかくなり浸透も良くなり生地本来の独特な嫌な臭いもなくなります。

弊社では和晒同様、釜で煮るように糊抜き加工を行います。

なので生地が擦れてしまうことなく加工することが可能です。

オーガニックコットンの生地など生機に余計な加工はいらなく生地本来の色で使用した商品などに最適です。