柄生地の着色

2022年12月1日 4:04 pm

生地を着色するプリント加工には、大きく分けて顔料プリントと染料プリントがあります。

顔料を生地表面に付着させる顔料プリントは、生地に印刷するようなイメージで細かい模様まで表現可能です。

しかし、表面の顔料が影響して手触りや吸水性が損なわれてしまうこともあります。

特に濃い色を使用すると、生地が加工前よりも固くなってしまいがちです。

その点、染料で糸に色を染み込ませる染料プリントは、手触りも吸水性もしっかりと生かすことができます。

一方、染料は水のようにサラサラなため、染み込ませると色が滲みやすく、細かい模様は苦手です。

一長一短の着色法は、商品の要求に合わせた使い分けが重要になります。