今回は加工賃のアップについての経緯を書きたいと思います。

弊社では昨年4月と今年1月に加工賃のアップをお客様にお願い致しました。

この短期間で二回の加工賃アップは弊社としては異例で昨年4月の値上げも約10年振りの値上げになります。

値上げをお願いしている経緯としまして

薬剤が軒並み30％-50％高騰している

重油や電気代などの光熱費が50％ほどあがっている。電気代に関しては約二倍になっている。

梱包資材は50％アップ

運送費用も30％アップ

人件費用の賃上げも必要

設備も老朽化しており更新が必要

これらの要因が大きくなっております。

元々、加工賃は利益が少ないのでここまで軒並み上がってしまうと赤字で仕事をすることになってきます。

利益が確保できないと設備の更新もできず

お客様には無理を言っているのは承知ですがこのままでは事業の継続そのものが困難になってきます。

弊社は日本でモノづくりを継続していくためには

価格は適正な価格で和さらしという品質としての価値を高めお客様にご満足いただける商品をこれからも提供していきたいと思っております。

この先、少しでも安価な諸外国に全てを頼りにしていても目先はいいかもしれませんがいつかはジリ貧になってしまうと考えております。

国内で染工場を新たに製造することは現状の日本ではとても困難です。

数少ない染工場を継続していく為には皆様の協力が必要不可欠です。

大変ご無理は承知ですがご協力いただけると幸いです。